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ユダヤ人の大富豪が教えるお金をためるコツとは?「ユダヤ人の大富豪の教え」から学ぶお金の5原則

“ユダヤ人の大富豪の教え 幸せなお金持ちになるための17の秘訣”を読むと、お金との賢い付き合い方を理解することができます。

「将来のためにお金を貯めたいけど全然うまくいかない……」

「お金についてじっくり学びたいけど、本を読む時間がない……」

という方のために、この記事では注目すべきポイントをピックアップしてお金を貯めるコツを紹介します。

「ユダヤ人の大富豪の教え」から学ぶお金の5原則

この本では、以下の5つがお金の5原則として紹介されています。

お金の5原則

① お金を稼ぐ 

② お金を賢く使う

③ お金を守る 

④ お金を投資する

⑤ お金と分かち合う

以下にて順番に深堀りしていきます。

お金を稼ぐ

お金を貯めるには、まずはお金を稼ぐ必要があります。

「それが一番難しいんだけど……?」

と思いましたか?でも、難しくとらえる必要は全くありません。

ここで言うお金を稼ぐというのは、ビジネスを作り上げてたくさんの収益をあげるということではなく、今の自分にできることを精一杯がんばるということです。

だれでもできるお金の稼ぎといえば、以下の2つでしょう。

  • 今の仕事をがんばる
  • 副業をがんばる

今の仕事をがんばる

まず、現在の仕事に全力を尽くすことです。

これは単純ながらも、とても重要です。仕事への取り組み方次第で、仕事のパフォーマンスは大きく変わり、日々の生活がどれだけ充実したものになるかも変わってきます。

仕事で結果を出せば、結果として収入も上がり、昇進につながる可能性もあります。また、転職や独立などを考えたときも、うまくいくかどうかは今の職場で身につけたスキルや人脈が大きく影響します。

副業をがんばる

休日や平日のすきま時間でできる副業を考えてみましょう。

副業はとても効率よく収入を増やせるからです。給料を5万円増やそうと思うとかなり大変ですが、副業で5万円稼ぐのはそこまで難しいことではありません。

たとえばクラウドソーシング。たくさんの仕事依頼が集まるサイトで、自分の得意を活かせる仕事を探すのがもっとも手軽にできる副業です。

すぐに使えるスキルがない人におすすめなのはライターです。低単価(1文字あたり0.3~0.8円ほど)なら初心者でも受注できます。

少しでも副業収入があれば投資資金にできるだけでなく、少し贅沢をしたり、欲しかったものを購入したりする余裕ができるのでおすすめ。副業は時間を有効活用すれば、だれでもできます。

 

お金を賢く使う

お金を使ううえで最も重要なのは、無駄使いしないことです。

本書の中で、ユダヤ人の大富豪であるゲラー氏が言います。

「欲しいものがあったら、まず一週間待て。そして一週間が経ったら、さらにもう一週間待 て。それでも欲しかったら、そのときにはじめて買うといい。」

お金持ちとそうでない人は、お金の使い方、お金に対する考え方がまるで違います。

お金は稼ぎ方だけでなく、使い方も学ばなければいけません。

「必要なもの」と「欲しいもの」の違いを知る

無駄遣いを減らすためには、自分が本当に必要なものと単に欲しいものを区別する必要があります。

何気なく使っているお金を、「削ることができる出費」と「削ることができない出費」に分け、どれだけ無駄遣いをしているか、どれだけ出費を削ることができるのかを把握するためです。

たとえば、毎日の食事や家賃、公共料金などは生活を維持するために「必要なもの」です。一方で、新しいガジェットや高級レストランでの食事などは「欲しいもの」で、削ることができる出費かもしれません。

一度一か月間の出費を2つに分けてみましょう。今買おうとしているものは今の自分に必要なものか、それを見極めることで出費をコントロールしやすくなります。

無駄遣いを減らす

無駄遣いは日常にあふれています。たとえば以下の5つ。

  • コンビニで買う飲み物……水筒でよいのでは?
  • ランチ   ……弁当でよいのでは?
  • 週末の飲み会……行かなくてもよいのでは?
  • サブスク  ……使っている?他のサービスで安い(無料)のものはないか?
  • 携帯電話代 ……他社に乗り換えたら料金が下がるのでは?

無駄遣いとは一見思えない出費も、一か月分を見ると大きな金額になることがあります。

お金を守る

いつの間にかお金が取られている、ということがあります。

それは金利と税金です。正しい知識を身につけなければ、お金はどんどん出ていってしまいます。

金利と税金の知識を持たずにお金を貯めようとすることは、穴の空いたバケツで水をくもうとしているようなものです。それだけ頑張ったところで、穴から水はこぼれ続け、水は一向にたまらないでしょう。

金利・税金からお金を守るために、以下の3つを紹介します。

  • 借金をしない
  • NISAやiDeCoを活用する
  • ふるさと納税

借金をしない

当たり前の話ですが、借金をしなければ金利を払う必要はありません。

カーローン、クレジットカードローン、リボ払い、消費者金融からの借り入れは高い金利が発生します。

カーローン100万円、金利3%、返済5年→総返済額は約108万円(金利は約8万円)

カードローン100万円、金利8%、返済5年→総返済額は約122万円(金利は約22万円)

消費者金融100万円、金利14%、返済5年→総返済額は約140万円(金利は約40万円)

このような実態を理解せずに借金をするのは絶対にNGです。

NISAやiDeCoを活用する

NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)は、税金を安くするための制度です。

NISAは投資商品の利益に対する税金が安くなり、iDeCoは個人年金に投資した分の税金が安くなります。

言い換えると、投資をするなら投資信託を買うよりNISAを利用したほうが利益が大きくなるし、老後に備えてお金を貯めるなら単に預金をするよりiDeCoを利用したほうが税金が安くなります。

これらは国が推進する税制優遇措置です。簡単に節税効果を受けることができるため、より多くのお金を守ることができます。

ふるさと納税

ふるさと納税は、税金を自分が希望する地方自治体に寄付すると返礼品がもらえるという制度です。

その寄付に対して、自身の所得税や住民税から一定の額が控除されます。実質の手出しはほぼ2,000円。

自分の好きな地方自治体を支援しながら、返礼品だけが手元に残るというとても嬉しい仕組みです。

返礼品はお米や肉や高級フルーツなどがあるため、ふるさと納税をうまく利用することで日々の生活の出費を少し抑えたり、とても少ないお金で贅沢したりすることができます。ふるさと納税を利用して、自分の税金を有効に活用しましょう。

お金を投資する

お金は投資にまわしましょう。投資することでお金を増やすことができます。

「投資なんて、こわい。もっと堅実に貯めたいんだけど……?」という方も多いでしょう。

しかし、ここで疑問なのは「じゃあ預金は堅実なのか?」ということです。

様々な物の価格は上がり続けています。今やコンビニでパンやアイスが100円では買えません。

これはつまり、お金の価値が下がっているとも言えます。

数年前は100円で買えたパンが、今では150円出さないと買えない。パンは何も変わっていないのに、金額が上がっている。知らないうちに、銀行口座に入っているお金は数字は変わらなくても価値が落ちているのです。

これを防ぐためには、お金に働いてもらい、お金を増やす必要があります。

だれでもできる簡単で堅実な投資方法は、自動積み立てです。

自動積み立てを利用する

自動積み立ては、銀行口座から一定の額を定期的に投資に回すシステムです。

自動積み立ては自動引き落としなので手間がかからず、専門的な知識がなくても投資が可能です。

一般的な投資といえば株や債券、不動産などが思いあたりますが、これらは利益も大きい分リスクも大きく、大きな資本金や専門的な知識を必要とします。

一方で積み立て投資は、月々数千円からでもできます。手軽にはじめられるのでおすすめです。

特に、NISAを利用すると、一定の範囲内で得た利益が非課税となるため、より効率的な資産形成が可能となります。これにより、資産形成を通じて長期的な経済的安定を実現することができます。

お金と分かち合う

最後はお金と分かち合うことです。

分かち合うとは、分け合って互いに共有すること。うばったり、ごまかしたりしてお金に対してケチになるのではなく、人を喜ばせたり、楽しいことに使ったりしてお金と良好な関係を築くことが重要です。

そのようなお金の使い方をすると人間関係も精神状態も良好に保たれます。するとさらにビジネスがうまくいくような環境が整い、自分のところから出ていったお金が返ってきやすいような状況になります。

これはとても難しいことかもしれませんが、簡単にできることからはじめてみましょう。

募金する

お金で人を助ける最も簡単な方法は募金することです。

「募金するとお金がなくなるから、貯めるという目的とは全く逆では……?」という人もいるでしょう。たしかに一時的には財布の中からお金が減ることになりますが、お金で人を助ける、良いお金の使い方をするという意味でおすすめです。

無駄なことに使わず、有意義なことにお金を使う訓練と考えても良いかもしれません。

実は、募金を推奨するお金の本は他にもあります。2007年に発行、累計発行部数300万部を突破した「夢をかなえるゾウ」でも、成功するための募金の重要性が説かれています。

募金は生活に余裕がないとできないことですが、募金をして他人を助けることでとても重要です。

まとめ

お金を貯めるコツがわかりましたか?

お金を貯めるために必要なことをまとめます。

  • 仕事をがんばり、副業をがんばる
  • 必要なもの以外の無駄遣いを減らす
  • 借金せず、NISAやiDeCoやふるさと納税をする
  • 自動引き落としで積み立て投資をする
  • 募金をして人を助ける

“ユダヤ人の大富豪幸せなお金持ちになるための17の秘訣”では、他にもお金やビジネスに関する重要な視点がたくさん書かれています。

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